ワークライフバランス(就労時間)

近年働き方改革が叫ばれ、「ワークライフバランス(仕事と生活との調和)」という言葉をよく耳にするようになりました。特に改善の肝となっているのが残業やセクハラ・パワハラなどのハラスメントです。長時間労働やハラスメントがない職場であれば健康的で効率よく仕事ができるようになり、プライベートも充実します。

介護職はワークライフバランスが取れている仕事なのか?アンケート調査から実態を見てみましょう。

残業はあるけど、サービス残業は意外と少ない!?

「通常、一日あたり終業時間よりどれくらい残って仕事をしていますか」(日勤者)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり終業時間よりどれくらい残って仕事をしていますか」(2交代)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり終業時間よりどれくらい残って仕事をしていますか」(深夜勤)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり終業時間よりどれくらい残って仕事をしていますか」(準夜勤)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

全国労働組合総連合が6,000人以上の介護職員を対象に実施したアンケート調査の結果をまとめた『2014年度版「介護施設で働く労働者のアンケート」と「ヘルパーアンケート」報告集』によると、「通常、一日あたり終業時間よりどれくらい残って仕事をしていますか」という問いに対して日勤者の場合「なし」と答えた人が11.8%、「15分未満」が17.8%、「15~30分未満」が24.2%、「30~45分未満」が12.8%、「45分~1時間未満」が10.1%、「1時間以上」が16.8%という結果となりました。概ね半数の人が30分以内には帰れているという結果です。ただし、2交代や深夜勤、準夜勤の人は30分以内に帰れる人の割合が若干低くなっています。

「通常、一日あたり始業時間よりどれくらい前から仕事に就いていますか」(日勤者)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり始業時間よりどれくらい前から仕事に就いていますか」(2交代)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり始業時間よりどれくらい前から仕事に就いていますか」(深夜勤)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり始業時間よりどれくらい前から仕事に就いていますか」(準夜勤)

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「通常、一日あたり始業時間よりどれくらい前から仕事に就いていますか」という質問では38.6%の日勤者が「15~30分未満」と回答。2交代は34%、深夜勤、準夜勤の人も3割近くの人が「15~30分未満」と回答しています。

早出も残業も「なし」と答えた人はどの勤務帯でも1割程度にとどまっています。介護職では多かれ少なかれ残業や早出はあると考えておいたほうが良いでしょう。

公休は9割の人が取れている

「公休が取れているかどうか」という質問には「予定通り取れている」は76.6%、「月内に取れている」は14.3%。9割以上の人が公休はしっかり取れていると回答しました。

残業や早出はあるものの、全く休みが取れなかったり、休日出勤が常態化していたりというケースは少ないようです。

勤続年数

平均勤続年数の比較(正規社員)

全産業 介護職
男性 13.5年 5.9年
女性 9.9年 7.2年

出典:
「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集
平成30年分民間給与実態統計調査|国税庁

「どれだけ長く勤められるか?」を知る目安として勤続年数が挙げられます。国税庁の『平成30年分民間給与実態統計調査』によると、全産業の2016年度の平均勤続年数は男性が13.5年、女性が9.9年です。「介護施設で働く労働者のアンケート」の結果では、2014年度介護職の場合は男性正規職員が5.9年、女性正規職員の場合は7.2年でした。女性は7割、男性は5割ほど少ない結果であり、介護職は離職率が高い傾向にあると言えます。

パワハラ・セクハラなどを受けたことがありますか

職場でハラスメントを受けたことがある」(有職男女)
「職場でハラスメントを受けたことがありますか」

出典:仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査 2019

今社会問題となっているパワハラやセクハラなどのハラスメント。日本労働組合総連合会がまとめた『仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019』では、有職男女の38%もの人が、職場で何らかのハラスメントを受けたことがあるという衝撃的な調査結果が発表されています。

「パワハラ・セクハラなどを受けたことがありますか」(介護施設労働者)
「パワハラ」

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「パワハラ・セクハラなどを受けたことがありますか」(介護施設労働者)
「セクハラ」

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

一方、「介護施設で働く労働者のアンケート」の「パワハラ・セクハラなどを受けたことがありますか」という質問に対しては、「パワハラを受けたことがある」と答えた人が11.4%、「セクハラを受けたことがある」と答えた人が7%という結果となり、全体と比べると低い結果となりました。

「ハラスメントを受けた相手」(介護施設労働者)(複数回答)
「パワハラ」

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

「ハラスメントを受けた相手」(介護施設労働者)(複数回答)
「セクハラ」

出典:「介護施設で働く 労働者のアンケート」と 「ヘルパーアンケート」 報告集

ハラスメントを受けた相手は「上司」が64.4%、次いで「同僚」が35.4%、「利用者」が19.2%という結果となりました。利用者からのハラスメントが存在するのは介護の仕事特有の事象と言えます。

上司から威圧的な発言をされたり、同僚から無視をされたり、利用者から体を触られたり卑猥な言動をされたりといった内容が多いようです。

ワークライフバランスが整っている施設を選ぼう

「介護=ブラック」というイメージがあるかもしれませんが、すべての介護施設がそうではありません。特に近年では介護職員の人手不足が社会問題となっています。働き方改革の推進やコンプライアンスの遵守が時代の流れとなっているのは介護業界も同じ。長時間労働や休日出勤の規制やハラスメントを防止する取り組みを行い、職場環境の整備に力を入れている介護施設も増えてきました。

施設見学をして職場の環境や雰囲気なども確認した上で入職する施設を選ぶことが重要です。

参考文献

ダントツ介護
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